大正から昭和初期にかけて女学生を中心に流行した着物「銘仙」を集めた特別展が、神戸市東灘区の美術館で開かれています。
北関東を中心に生産された絹織物の「銘仙」は、大正から昭和初期にかけて女学生の通学着として広まりました。
大胆でモダンなデザインは色褪せず、今ではアンティーク着物としても高い人気があります。
神戸市東灘区の神戸ファッション美術館では、コレクターの桐生正子さんが収集した、およそ600点の「銘仙」コレクションの中から選りすぐりの60点を展示。
女学生に好まれた蝶や花をはじめとする西洋文化の影響を受けたカラフルなデザインは、銘仙の一番の特徴とされていて、帯やアクセサリーを含めたコーディネートからは、当時を生きた女性たちのおしゃれを楽しみたいという思いを感じ取ることができます。
この特別展は、神戸ファッション美術館で6月15日まで開かれています。