乗客ら合わせて107人が死亡したJR福知山線脱線事故から2025年4月25日で20年となるのを前に遺族らが事故現場の慰霊施設「祈りの杜」で追悼行事を開催しました。
脱線事故があった前日、4月24日の夜に遺族ら有志によって開催されてきた「4.25追悼のあかり」。
事故から10年後の2015年から続けられてきましたが遺族の高齢化などを理由に2025年で最後の開催となります。
約800個のろうそくで「わすれない」の文字と遺族の思いを今後につなげてほしいという願いを込めた「つなぐ」の文字が形作られました。
ろうそくを入れた紙コップには、事前に遺族に募った約300ものメッセージが書き込まれ、祈りが捧げられました。
4.25追悼のあかり 実行委員会 上田誠さん
「追悼のあかりはことしで終わりだけどもJR西日本の社員の皆さん、それから広くは日本の社会や地域、社会全体で僕たち遺族の思いをつないでいってほしい」
事故発生から20年となる4月25日は、追悼慰霊式が営まれます。