水上バイクで水難救助などを行い水辺の安全を守る団体が、神戸市須磨区に新たな活動拠点を設置しました。
全国で54カ所目の活動拠点「シーバード神戸」を立ち上げたのは、日本財団の助成事業によって水上バイクでパトロールや水難救助を行うボランティア団体「シーバードジャパン」です。
神戸市立須磨ヨットハーバーできょう、記念式典が開かれ、国土交通省や神戸海上保安部、それに神戸市港湾局の職員など約50人が出席しました。
ヨットハーバーの職員をはじめ船舶免許取得のインストラクターら6人で構成される「シーバード神戸」は、須磨海水浴場周辺のパトロールや救助水上バイク利用者のマナーの啓発など水辺の安全を守る活動に取り組みます。
【シーバード神戸 藤田忠久代表】
「須磨ヨットハーバーでは職員が中心に隊員になっている。もし応援要請があったとしてもすぐに対応できる機動力を持っているので、機敏にこの周辺の救助活動にもあたっていきたい」
2021年に相次いだ水上バイクの危険な運転などをきっかけに神戸でも拠点設置の機運が高まったということで「シーバード神戸」は、淡路島や明石市に続いて県内で3カ所目となります。