展示されている東山焼の作品
兵庫県丹波篠山市の兵庫陶芸美術館で、東山焼など姫路で作られた焼き物を紹介する特別展が開かれています。
繊細な筆づかいで描かれた文様とシラサギの形に造形された取っ手が特徴的な花瓶。
兵庫陶芸美術館では、1822年に姫路で作られ始めた東山焼(とうざんやき)などおよそ300点を紹介する特別展が開かれています。
東山焼(とうざんやき)は、江戸時代後期に姫路藩の「藩窯(はんよう)」として栄え、将軍家への贈答品としても生産されましたが、明治4年の廃藩置県をきっかけに規模が縮小していきました。
会場では東山焼の他、士族授産の目的で設立された「永世舎」の、色鮮やかな作品なども展示されていて、姫路ゆかりの焼き物の奥深さを知ることができます。
兵庫陶芸美術館の開館20周年を記念した特別展「東山焼と姫路のやきもの」は5月25日まで開かれています。