サンテレビの放送席 (左から)今岡真訪氏、湯浅明彦アナ/神宮球場
◾️◯阪神 7-5 ヤクルト=延長11回= (4/17)
阪神は8回、佐藤輝明の2ランで逆転。
9回に追い付かれたが、延長11回、近本が決勝2ランを放った。
サンテレビの中継は、前阪神打撃コーチの今岡真訪(まこと)氏が解説した。
◾️近本の修正能力
(阪神はこの試合まで7勝6敗1分。首位・広島に1ゲーム差の2位)
今岡氏「ジャイアンツ戦3タテもありますし、順調と言えば順調ですね」
(阪神は0-1の2回、無死2、3塁。木浪の当たりは強烈なサードライナー。3塁走者の前川が帰れず、ダブルプレーに)
今岡氏「ノーアウトなので、サードにライナーが飛んでも(3塁に)帰れる位置が基本中の基本。前川の位置がよかったのかどうか…」
(しかし阪神は、二死からビーズリーの来日初ヒットで1、3塁。1番・近本はカウント2-2からファールを3本続けた)
今岡氏「変化球が高めに来るのは(近本の)イメージにないので、ファールで逃げている」
(近本は続く球をライトに弾き返し、同点タイムリー)
今岡氏「(高めの)ボールゾーンだが、真っ直ぐは高め(に来る)と(イメージができているので)、打ちやすい。(前の投球を)ファールで逃げたことが繋がっている」
(近本は次の打席でもヒットを放った)
今岡氏「先ほどファールで逃げた同じ高さを、今度はヒットゾーン(にした)。これが近本らしい修正能力」
◾️空気を変えた門別
(阪神先発のビーズリーが4回3失点で降板し、5回、2番手の門別がマウンドへ。簡単にニ死を取る)
今岡氏「雰囲気が昨年と全然違う。自信待って、相手を見る余裕がある」
(5回は三者凡退。続く6回も4番・村上を一ゴロ。5番・オスナを空振り三振)
今岡氏「バッターからすると、打てそうな間合いに入れない。それを門別が作っている。バッターは受け身なので、自分で(間合いを)作れないんですよ」
(門別は6番・茂木も見逃し三振に取り、2回をパーフェクトに抑えた)
湯浅アナ「球場の空気を変えるような門別の2イニングでした」
◾️佐藤の仕事
(阪神1-3で迎えた8回、中野・森下の連続2塁打で1点差に)
今岡氏「森下は落ち着いてスイングした」
(なおも無死2塁、打席に4番・佐藤輝明)
湯浅アナ「神宮球場でのホームラン16本」
(清水の3球目を強打すると、打球は右中間スタンドに飛び込んだ)
湯浅アナ「やはり神宮。17本目!4番の一振り!」
今岡氏「これが魅力。三振もするが、こういうバッティング…。彼の仕事は、価値ある1発なので」
◾️素晴らしいの一言
(しかし9回、エラーなどでヤクルトが同点に。5-5の延長11回、一死1塁でバッターは近本。カウント2ボールから、7番手バウマンの3球目を叩いた)
湯浅アナ「ライトへ上がった!ライトへ上がったあ!」
(ライトスタンドへ勝ち越し2ラン)
今岡「100%真っ直ぐだと分かったら、こういう打ち方しますよという、近本の打ち方を見せてくれましたね」
湯浅アナ「2ボールからのストレート。それをファールにしなかった」
今岡氏「素晴らしいの一言。ほんとナイスバッティング!」
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18日は甲子園で広島戦。
阪神の予告先発投手は村上、広島は森下。
(浮田信明)