南あわじ市の美術館では、約2000年前に作られた中国の美術工芸品を集めた展覧会が開かれています。
南あわじ市にある滝川記念美術館玉青館では、約2000年前の中国・漢王朝時代に作られた「鏡」と「やきもの」をテーマにした企画展が開かれています。
不老と再生への願いと祈りを託して作られた「環状乳神獣鏡」。
中国の後漢時代の鏡と言われています。
当時、鏡作りが盛んで先進的な技術で作られた「漢鏡」は、弥生時代に漢王朝からの返礼として日本に伝わったとされています。
また、400年にわたり栄えた漢王朝では、経済的な発展とともに、丁寧な葬礼を行うようになり、土器や壺などの「やきもの」を墓に納める文化が普及するようになったということです。
企画展は7月6日まで開催されています。