JR福知山線脱線事故から20年 負傷者らが体験つづった本出版

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乗客ら107人が死亡したJR福知山線脱線事故から4月25日で20年となります。

事故の被害者らが自身の体験などをつづった本の出版記念イベントが13日、兵庫県多可町で開かれました。

イベントには、本を執筆した小椋聡さんや福田裕子さんなどおよそ66人が参加しました。

4月1日に出版された本のタイトルは、「わたしたちはどう生きるのか」。

2005年のJR福知山線脱線事故の負傷者や2011年の東日本大震災の被災者など、合わせて18人が「命」や「生きること」をテーマに自身の体験などを書きました。

出版を企画した小椋聡さんは、事故当時2両目に乗車し、足の骨を折るなどの重傷を負いました。

また、小学5年生の時に東日本大震災で被災した只野哲也さんもオンラインで参加。

小椋さんとの交流の中で今回の執筆が実現しました。

本の中には事故当時、先頭車両に乗車し、重傷を負った福田裕子さんの体験談や事故を取材した記者などのコラムも寄せられています。

「わたしたちはどう生きるのか」は専用のホームページやネット通販サイトで購入することができます。

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