2015年の分裂以降、対立組織との抗争事件が続いている特定抗争指定暴力団「山口組」が、抗争を終結させる意向を警察当局に伝えたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
山口組では2015年8月、六代目体制の組織運営や高額な上納金に反発した直系団体が分裂し、神戸山口組を結成。
その後も、両組織が関連する事件が発生するなど激しく衝突してきました。
捜査関係者によりますと、山口組ナンバー3の幹部ら3人が7日午後に兵庫県警を訪れ、書面で抗争終結の意思を伝えたということです。
一方、対立する神戸山口組は抗争終結の意思を示しておらず、県警は山口組による一方的な終結宣言とみているということです。