太平洋戦争中に軍に徴用され沈没した民間船の模型などを集めた企画展が、南あわじ市の美術館で開かれています。
兵庫県南あわじ市にある滝川記念美術館玉青館では、2025年8月で戦後80年となることから、薄れゆく戦争の記憶と悲惨さを伝えようと、太平洋戦争で沈没した民間船などの模型を集めた企画展が開かれています。
戦場へと駆り出された民間船に乗船していた多くは民間人ですが、7000隻以上の船が撃沈され、犠牲者は約6万人にも及ぶと言われています。
会場には船に取り付けられていた号鐘などが展示されている他、元海上保安庁職員の中山公利さんが生前に手掛けた、精巧な船の模型13点が展示されています。
この企画展は、滝川記念美術館玉青館で2025年7月6日まで開かれています。