3月、関西空港から入国したアメリカ人観光客の男が、拳銃を持ち込んだ疑いで逮捕されていたことが分かりました。

銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、アメリカ国籍の無職の男（73）です。

警察によりますと男は3月23日、神戸ポートターミナルの税関で、拳銃1丁を所持した疑いが持たれています。

男は3月22日に関西空港から日本に入国。

翌日、宿泊先のホテルで、スーツケースの中にあったポーチに拳銃1丁が入っていることに気づき、神戸港のターミナルでクルーズ船の船員に拳銃を所持していることを申告し、逮捕されました。

調べに対し男は「護身用として所持している銃だった」などと容疑を認めているということです。

また、男は実弾を持っていると罪が重くなると思い、ターミナル内の男子トイレのゴミ箱に捨てたと話していて、ゴミ箱から銃弾3つが発見され押収されています。

警察は、男が拳銃をスーツケースに入れたまま、ハワイの空港や関西空港での保安検査などを通過したとみて、詳しいいきさつなどを調べています。