ヴィクトリーナ姫路 20河俣心海 (3月30日・ヴィクトリーナ・ウインク体育館) /©SV.LEAGUE
記者会見で顔を見合わす (左から)20河俣心海、1秋本美空
SVリーグ女子 順位表
■高卒コンビが先発
<SVリーグ女子 第21節>
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 A山形(3/29)
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 A山形(3/30)
————-
プレーオフ進出を決めているSVリーグ女子・ヴィクトリーナ姫路は3月29・30日、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)で、アランマーレ山形(A山形)を相手にレギュラーシーズン最後のホームゲームを行い、連勝した。
レギュラー選手のコンディション不良もあり、アヴィタル・セリンジャー監督は2試合とも、高卒ルーキーの秋本美空(あきもと・みく 共栄学園高卒 185㎝)と河俣心海(かわまた・ここみ 下北沢成徳高卒 183cm)のコンビを先発で起用した。
29日の試合では、秋本がレフトから「引き出しの多いスパイク」(A山形・北原勉監督)を打ち続け、19得点(アタック決定率41.3%)。
対角の井上愛里沙(日本代表)とともにエースの働きを見せた。
試合は高さと攻撃力に勝るヴィクトリーナ姫路がA山形にストレート勝ちした(25-20、25-16、25-19)。
一方、30日の試合ではライトの河俣がブロック3本を合わせ20得点(アタック決定率53.1%)を挙げた。
河俣はスパイクをコースに打ち分け、第3セット中盤には、セッター・柴田真果が上げ続けるトスを次々に相手コートに突き刺し、会場の歓声を浴びた。
ヴィクトリーナ姫路はこの日はA山形の粘りに苦しみ、第3セットはデュースに持ち込まれたが、最後は宮部藍梨(日本代表)の攻撃などで押し切った(25-21,25-20、27-25)。
■「急成長している」
“春高バレー”では決勝戦で戦った秋本と河俣。
同じユニホームとなり、コート上で互いに声を掛け合って伸び伸びとプレーしていた。
2試合で秋本は計27得点。河俣はサービスエースなど合わせて計31得点を挙げた。
29日の試合後、秋本は
「(デビューした)最初の頃はサーブに慣れず、サーブレシーブのミスが多かったが、きょうは自分がやりたいことができた。サーブレシーブは(セッターに)返ることが多く、スパイクの調子も良くて、どんどん調子が上がっていった」と振り返った。
また河俣は30日の試合後、
「ライトはめったにトスが上がるポジションではないが、きょうはたくさんトスが来て嬉しかった(笑)。(相手の)ブロックを弾き飛ばすぐらい打ってやろうと思っている。監督からは責任とか気にしないでプレーしていいと言われている」と笑顔で語った。
セリンジャー監督は2人について、
「急成長している。(入団して間がなく)組織だったことは難しい。ブロックとディフェンスは徐々に慣れながら上手くなると思う」と語った。
同期の矢田和香(やだ・わか 今治精華高 186cm)を交えて、オフは3人で過ごすことが多いという。
■プレーオフへ照準
レギュラーシーズン最終盤を迎えたSVリーグ女子は、プレーオフ(チャンピオンシップ)進出の8クラブが出そろい、首位の大阪マーヴェラス(旧JT)がレギュラーシーズンの優勝を決めた。
ヴィクトリーナ姫路は次戦(4/5、4/6)にアウェイで東レアローズ滋賀と対戦し、レギュラー全44試合を戦い終える。
目標のプレーオフ進出を果たしたセリンジャー監督は
「世界各国のリーグ戦に参加してきたが、レギュラー44試合は初めてで、本当にタフだった。結果を出せたので満足している。選手、チームを誇りに思っている。プレーオフの相手が決まり次第、集中していく」と語った。
プレーオフの組み合わせは最終順位の確定で決まり、4月の第3週(金曜から翌火曜)に1位~4位のホームで準々決勝2試合が行われる。
(浮田信明)