3月31日付で離任する兵庫県警の村井本部長が28日、会見を開き、去年の県知事選を巡る告発などについて「必要な捜査を粛々と進めている」と述べました。
おととし3月、兵庫県警本部長に着任した村井紀之本部長は、2年間指揮を執り、3月31日付で中国四国管区警察局長に就任します。
28日の離任会見で村井本部長は、去年11月の県知事選を巡って斎藤知事とPR会社が刑事告発されたことについて、「告訴・告発は知事選以降、積極的に対応することを心掛けた」とした上で。
また、政治団体党首の立花孝志さんが、百条委員会の委員を務めていた元県議の竹内英明さんの死亡を巡り発信した情報に対し、「全くの事実無根」などと発言。
県警本部長として異例ともいえる対応を取ったことについては。
村井本部長は県内で深刻な被害が出ている特殊詐欺問題にも触れ、「被害を抑えるのが、今後の最重要テーマである」と述べ、県警として引き続き対策を徹底することを強調しました。