兵庫県は、虐待を受けるなどした子どもを一時的に預かる「一時保護所」を川西市に整備し、28日、開所式を開きました。
28日、開所式が開かれたのは、川西市の「川西こども家庭センター一時保護所」です。
「一時保護所」は、親から虐待を受けるなどした子どもたちが家庭から離れて過ごす施設です。
兵庫県内では児童虐待の相談件数が年々増加していて、2023年度には9429件と過去最高となっています。
このため県では、特に一時保護件数が多い阪神間で新しい施設を整備。
県が所管する2カ所目の施設となります。
新しい施設は鉄筋コンクリート造の3階建てで、プライバシーに配慮した完全個室が14部屋ある他、子どもたちが家庭的な環境で過ごせるように交流スペースも設けられています。
また個別学習に対応した勉強スペースでは、仕切りを設置することで子ども1人1人に合ったサポートが可能です。
「川西こども家庭センター一時保護所」の開所は4月1日で、県内在住の18歳未満であれば利用可能です。