自走式水洗トイレカーを所有する南あわじ市は、災害時などに3つの市と協力し、車両を相互に派遣する協定を結びました。
南あわじ市では2020年から自走式水洗トイレカーを所有していて、2023年から愛媛県宇和島市や長崎県島原市など5つの市と、災害時などに車両を相互に派遣する協定を締結してきました。
今回、新たに青森県むつ市と大阪府交野市、大分県中津市の3市が加わることになり、オンラインで締結式が開かれ、南あわじ市の守本憲弘市長が出席。
協定締結は南あわじ市を含め合わせて9市となりました。
南あわじ市は去年、石川県珠洲市や輪島市に車両と職員を派遣し、断水が続く被災地で多くの感謝の声を聞いたということです。
トイレ環境が悪化する災害時、被災者が水分摂取を控え、心筋梗塞やエコノミークラス症候群など、災害関連死のリスクが高まることから、南あわじ市では今後もトイレカーを所有する自治体との協定締結を目指し、災害に備えたいとしています。