カニの殻を餌にしてバイオプラスチックの原料を生成する微生物を発見し、文部科学大臣賞を3度受賞した豊岡市の女子高校生が、豊岡警察署の一日署長を務めました。
豊岡警察署の一日署長を務めたのは、近畿大学附属豊岡高校3年生の池上十和子さんです。
池上さんは、豊岡市の名産・カニの殻を餌にしてバイオプラスチックの原料を生成する微生物を発見。
その研究成果が国内外で高く評価され、国際科学オリンピックで世界4位。
文部科学大臣賞は3度受賞しています。
25日は但馬3警察署が合同で開いた春の交通安全・防犯キャンペーンに参加。
池上さんが研究したカニの殻の主成分「キチン」にちなみ、「キチン」とした運転や不審電話を「キチン」と断ることなどを呼びかけました。
但馬地域では、去年8人が交通事故で亡くなった他、一億円を超える投資詐欺も発生したことから、豊岡警察署は「キチン」と対策を徹底してほしいとしています。