2023年の台風7号で大きな被害を受けた香美町で、崩壊した山の斜面の対策工事が終わり、23日、完成式が開かれました。
復旧対策工事が完了したのは兵庫県香美町で、高さおよそ10メートルの擁壁や柵が設置され、完成式には、地元住民や自治体の関係者ら25人が参加しました。
2023年の台風7号では、香美町で1時間の最高雨量が75ミリを観測し、降り続いた大雨で町内を流れる矢田川の氾濫や土砂崩れなどが発生し、住宅2棟が半壊、床上・床下浸水合わせて70棟などの被害が出ました。
式では、新温泉土木事務所の小崎隆志所長が「安心安全な日常を取り戻すことができてほっとしている」と挨拶しました。
この後、参加者らは完成を記念したプレートの除幕を行い、再スタートを誓っていました。