微生物を利用 神戸に「バイオプラスチック」研究拠点

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二酸化炭素などを微生物が分解し、環境に優しいプラスチックを生み出す「バイオものづくり」の研究開発拠点が、神戸ポートアイランドの医療産業都市に開業しました。

神戸・ポートアイランドの医療産業都市に開業したのは、島津製作所の「バイオものづくり神戸事業所」です。

「バイオプラスチック」とは、材料が植物などの生物由来のものや、微生物が分解してくれる環境にやさしいプラスチックで、ストローや衣類など、多様な分野での活用が期待されています。

事業所では、二酸化炭素などを「水素化細菌」と呼ばれる微生物が分解することで、プラスチックの原料となる「バイオポリマー」を生み出す技術の研究や効率化を行います。

実用化により、海や川の水に含まれる微細なごみ「マイクロプラスチック」などの問題解決が期待されています。

事業所ではAIや最新の設備を活用し効率的に研究を行うことで、開発に要する時間を従来の10分の1に短縮できるということです。

島津製作所では脱炭素社会に向け、2035年に「バイオプラスチック」技術のビジネス展開を目指すとしています。

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