ヴィクトリーナ姫路 1秋本美空 /©SV.LEAGUE
ヴィクトリーナ姫路 20河俣心海 /©SV.LEAGUE
SVリーグ女子 順位表
■“エース”の働き
<SVリーグ女子 第19節>
○ヴィクトリーナ姫路 3-1 デンソー(3/15)
●ヴィクトリーナ姫路 1-3 デンソー(3/16)
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女子バレーボールSVリーグ6位・ヴィクトリーナ姫路(22勝14敗)は3月15・16日、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館で、3位・デンソーエアリービーズ(26勝10敗)と対戦した。
ヴィクトリーナ姫路の注目ルーキー・秋本美空(あきもと・みく 共栄学園高卒 185㎝)が16日の第2セットに先発出場。
いきなりスパイクを決め、出場3試合目でリーグ初得点を挙げると、続いてブロックも炸裂させ、このセット、バックアタックを含むスパイク計7本とブロック1本で8得点を挙げた。
第3、第4セットも秋本の勢いは止まらず、奪った得点はチーム最多の「21」。
スパイクを56本打ち、20本を決めた(決定率35.7%、うちバックアタック3本成功、失点4)。
前日の試合後、「ボールを早く触って、早く(得点を)決めたい」と笑顔で答えていた秋本だが、この日は、Wエースの井上愛里沙(日本代表)とチャッチュオン・モクシー(タイ代表)がベンチで見守る中、早くもエース級の働きを見せた。
■井上が26得点
16日の試合には、秋本とともにヴィクトリーナ姫路に入団した河俣心海(かわまた・ここみ 下北沢成徳高卒 183cm)がデビューを果たした。
第4セット途中で起用され、ライトから打ったスパイクが相手リベロを弾くと、飛び上がって喜びを表した。
河俣はスパイクを3本打ち、うち2本を決めて交代した。
一方、15日の試合では、今シーズン限りでの現役引退を発表した井上がフル出場。
スパイクで24得点(決定率47.1%)、ブロックも2本決める活躍を見せ、チームを勝利に導いた。
■PO、ホームで戦いたい
SVリーグ女子はレギュラーシーズン8位以上のチームがプレーオフ(PO)に進み、トーナメント戦で優勝を争う。
すでに6チームがプレーオフ(PO)進出を決めていて、7位に後退したヴィクトリーナ姫路もPO進出はほぼ確実だが、目標はPO初戦(準々決勝)をホームで戦える4位以内。
4位から7位までの差はわずかで、順位確定はシーズン最終盤までもつれそうだ。
次戦(3/22、3/23)、ヴィクトリーナ姫路はアウェイで10位・クインシーズ刈谷(前名:トヨタ車体)と戦う。
(浮田信明)