終戦からことしで80年となるのを前に、神戸空襲で犠牲となった人たちを追悼する慰霊祭が営まれました。
この慰霊祭は、神戸空襲の記憶を後世に伝えようと市民団体が毎年開いているもので、ことしはおよそ80人が参列しました。
太平洋戦争末期の1945年2月から8月までに、神戸の街は5度にわたり大規模な空襲を受け、7500人以上が犠牲になったとされています。
慰霊祭の会場となった薬仙寺にも、当時、多くの犠牲者が運ばれたということです。
17日は神戸空襲を体験した人や遺族が、集まった人たちに戦争の悲惨さや平和への思いを語りました。
主催した市民団体は6月に、神戸空襲の跡をたどるメモリアルウォークや子供向けのワークショップなどを通じて、当時の記憶を継承していきたいとしています。