丹波篠山市で農業機械の自動運転 拠点となる地上基地局が開局

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先端技術を使ったスマート農業に取り組むJA丹波ささやまで、トラクターの自動運行など農業機械の自動化を行うための地上基地局が開局しました。

JA丹波ささやまの農機事業所に開局したのは、RTK(リアル・タイム・キネマテック)基地局です。

これは、位置情報を把握することで農業機械を自動化するための技術で、JAグループ兵庫が県内で設置するのは初めてです。

式典では早速、トラクターに乗った職員がハンドルから手を離し、安全性と機能性をPRしました。

GPSのみで農業機械を自動で動かす場合、最大でおよそ1メートルの誤差が生じますが、GPSと基地局の2点間の位置情報を併用することで、誤差を2センチ前後まで小さくすることが可能となるということです。

RTK基地局1カ所で、半径20キロメートルをカバーすることができます。

農家の減少や高齢化が懸念される中、自動の種まきや農薬散布など、農業の省力化に大きな期待が寄せられています。

JAグループ兵庫では4月頃に兵庫南管内でRTK基地局の開局を目指すとしています。

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