親子3代にわたり活躍した丹波の南画家、安田家ゆかりの作品を紹介する企画展が、丹波市の美術館で開かれています。
淡い墨などを使って描かれる「南画」、中国の絵画の影響を受け江戸時代に確立された絵画様式です。
丹波市の美術館で開かれている「丹波の南画家安田家三代の系譜」では、丹波市出身の南画家、安田家ゆかりの南画およそ200点が展示されています。
明治時代に活躍した始祖の安田鴨波は伝統的な作風が特徴。
息子、栗郷は南画研究団体を設立するなど、他の画家と一緒に制作した合作が多く残されています。
昭和・平成に多く作品を残した孫の虚心は、伝統に縛られない現代的な作風が魅力です。
企画展は3月16日まで、丹波市立植野記念美術館で開かれています。