「未来のおむつ」を世界へ 万博に向け奮闘する男性の思い

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  • 発表された「履きたくなる未来のおむつ」

  • 日本福祉医療ファッション協会 平林景さん

4月に開催する大阪・関西万博で、「履きたくなる未来のおむつ」を世界に発信しようと取り組む尼崎の男性がいます。

おむつから社会を変える取り組みを取材しました。

大阪・関西万博で開かれるファッションショーの記者発表会。

テーマは「履きたくなる未来のおむつ」です。

企画したのは、医療や福祉の専門家らつくる、尼崎の日本福祉医療ファッション協会です。

代表理事の平林景さんは、自身の発達障害や元美容師の経験をいかし、福祉業界を明るく華やかに変えていこうと奮闘。

2022年には「次世代のユニバーサルデザイン」をテーマに、フランスのパリでファッションショーを行いました。

今回の挑戦は「おむつ」が抱えるごみ問題や、使うことに対する抵抗感など、世界共通の課題を変え、高齢者や障害者だけのものというイメージから、誰もが使いやすいものにする取り組みです。

6月24日。

1900人収容のエキスポホールで行われる「オムツ・ワールド・エキスポ」は、ファッションショーと、トークショーの二部構成。

アウターのように、そのまま外出できる位デザイン性に優れた「未来のおむつ」30点を提案します。

大手おむつ・下着メーカー8社が参加する他、西陣織や絹など、伝統工芸品の素材や技術を使ったおむつや「宇宙」をテーマにしたものなど、これまでの既成概念を覆すファッションショーです。

翌6月25日には、世界と日本の医療福祉関係者が「おむつの現状や課題」をテーマに議論するフォーラムが開かれる予定です。

観覧には万博チケットの入場券の他、事前予約が必要で万博公式ホームページから、3月後半に可能となる予定です。

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