新型コロナワクチン接種後の副反応の疑いがあった場合の報告を医師が怠っている事例が相次いでいるとして、西宮市に住む大学教授が、兵庫県に対して報告の制度の周知や情報開示を求める要望書を提出しました。
要望書を提出したのは、2021年に新型コロナワクチンを2度接種し、3年以上体調不良が続いている関西学院大学経済学部の安岡匡也教授です。
安岡教授は国に救済や補償を求める予防接種健康被害救済制度に申請し、2024年6月、ワクチンとの因果関係を否定できないとして医療費と医療手当の支給認定を受けました。
しかし、ワクチンを接種した医師に、自らの症状を副反応疑いとして報告するよう求めてきましたが拒否され、国に報告されなかったということです。
要望書では、副反応疑いについて医師が真摯に向き合い適切に報告することや、報告の方法の周知を県が市や町に指示すること、それに副反応疑いの報告書について情報を開示することを求めています。