維新の県議2人が百条委の委員を辞職 立花氏への情報提供問題

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  • 百条委の委員を辞職した 維新の会の増山誠県議と岸口実県議

兵庫県議会の維新の会の議員2人が、告発文書問題に関する情報を政治団体代表の立花孝志さんに提供したと認め2月20日、百条委員会の委員を辞職しました。

斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする告発文書の内容を調査している百条委員会の委員を辞職したのは、日本維新の会に所属する岸口実県議と増山誠県議の2人です。

百条委員会の副委員長の岸口県議は、死亡した元兵庫県議を「黒幕」などと表現した文書を、2024年の知事選の期間中に政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏さんに渡したとされる自身の疑惑について、立花さんと面会したことを認め、「自分が渡したと言われても反論しようがない」「今から思うと軽率だった」と述べ、19日、百条委員会の委員を辞職する考えを示していました。

また、増山県議は19日夜に出演したインターネット番組で、2024年10月に百条委員会が非公開で行った片山安孝元副知事への尋問に関する音声データを、「録音して立花さんに提供したのは私」だと発言。

音声データは知事選への影響を考慮し、選挙の終了まで非公開とされていましたが、立花さんは選挙期間中、SNSなどで音声データを公開していました。

増山県議は、「多くの事実を県民が知ることが大切だと思った」と釈明した一方、「公開前に音声データを提供したことはルール違反なので、謝罪したい」と話していました。

日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」は党本部の調査結果などを踏まえ、2人の処分を検討するとしています。

百条委員会は、3月上旬に調査報告書を取りまとめるため協議を続けていて、維新の会は2人の後任を選ぶことにしています。

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