PFASの対策強化を求める要望書 市民団体が兵庫県に提出

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健康への影響が懸念されている化学物質「PFAS(ピーファス)」の対策強化を求めて、兵庫県内の市民団体が県と県議会に要望書を提出しました。

2月13日に要望書を提出したのは、市民団体「明石川流域のPFAS汚染を考える会」と「PFAS汚染と健康を考える兵庫連絡会」で、20日、県庁で会見を開きました。

水や油をはじき、防水やフライパンのコーティングなどに使用される有機フッ素化合物PFASは、発がん性が指摘され、健康への影響が懸念されています。

環境省は2024年末、1リットルあたり50ナノグラムとする現在の暫定目標値を2026年度から水質基準にして、数値を超えた場合の改善を義務付ける方針を決めましたが、市民団体はこの数値が海外と比べて高すぎるとして、県と県議会に、国に対して規制強化を求めるよう要望しています。

県内では明石川流域や西脇市の浄水場などでPFASの高い数値が検出されていて、要望書では汚染源の除去や水質改善、健康調査の実施なども求めています。

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