百条委員会が非公開で行った証人尋問の音声データが流出した問題で、維新の会の増山誠県議は19日、出演したインターネット番組で、政治団体党首の立花孝志氏に音声データを提供していたことを明らかにしました。
増山県議は自身が出演したインターネット番組で、去年10月に百条委員会が非公開で行った、片山安孝元副知事への尋問に関する音声データを、「録音して立花さんに提供したのは私」だと発言しました。
音声データは、去年11月に行われた県知事選への影響を考慮し、選挙の終了まで非公開とされていたものですが、立花氏は選挙期間中、SNSなどで音声データを公開していました。
増山議員は「多くの事実を県民が知ることが大切だと思った」と釈明した一方、「公開前に音声データを提供したことはルール違反なので、謝罪したい」と話し、百条委員会の委員を辞任する意向を示しました。
百条委員会の奥谷委員長は、「事実関係を確認した上で対応を検討したい」とコメントしています。