中学校の部活動の地域移行について、県内の担当者らが考えるシンポジウムが神戸市内で開かれています。
このシンポジウムは、教員の負担軽減などのために進められている、中学校の部活動の地域移行について考えを深めてもらおうと開かれ、県の教育委員会の担当者や中学校の教職員など、およそ160人が参加しました。
国はおととし4月から、公立中学校の部活動を地域のスポーツ団体などに委ねる、地域移行を段階的に進めていて、兵庫県は環境整備に先導的に取り組む「重点地域」に指定されています。
このうち神戸市では、来年8月末に学校単位での部活動を終了し、子どもたちが地域住民らとともにスポーツや芸術活動に取り組む「コベカツ」がスタートします。
シンポジウムでは、環境整備の課題として活動場所や移動手段の確保が挙げられ、学校の施設を生徒と地域住民が共同で利用できるなど、県外の自治体の取り組みが紹介されました。
県内の各自治体では、2026年度から順次部活動の地域移行がはじまります。