聴覚障害者に配慮した「新型警光灯」を搭載した車両が兵庫県警に導入されました。
警察庁は聴覚障害者団体からの要望を受け、緊急走行時と通常のパトロールの違いが一目でわかる「新型警光灯」を搭載した車両を開発し、去年10月から全国の警察で順次導入しています。
兵庫県警には28日、ミニパトカー12台が納車され、県内在住の聴覚障害者らに向けた展示と説明が行われました。
従来の車両は緊急走行時も通常時も、およそ0.5秒間隔でチカチカと光るパターンしかありませんでしたが、新型車両には緊急走行時以外におよそ2秒間隔でぼんやりと光るパターンが追加され、見た目で違いが判別できます。
新型車両を見に訪れた聴覚障害者らは、警察官に質問をするなどし、発光のパターンの違いを確認していました。
県警は「新型警光灯」を搭載したミニパトカー12台の運用を1月中に始め、交通事故処理車3台の運用を3月末までに始める予定です。