県内で相次ぐ特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、警察が地域住民に注意を呼び掛ける集会が27日、神戸市内で開かれました。
葺合警察署が開いた集会には、地域住民などおよそ200人が参加。
葺合署によりますと、去年1月から11月までに管内で発生した特殊詐欺の被害件数は28件で、被害額がおよそ9500万円といずれも過去最多となっています。
中でも、「お金を返す」と嘘を言ってATMを操作させ現金をだまし取る「還付金詐欺」が急増しているということです。
集会では警察官が特殊詐欺の犯人に扮した寸劇を披露。
百貨店の従業員を名乗る男から、キャッシュカードをだまし取られてしまう特殊詐欺の手口を説明しました。
この他会場では、県警が制作した啓発ソングなども披露され、参加した人たちは被害防止への意識を高めていました。