■セット終盤に底力
<SVリーグ女子 第13節>
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 A山形(1/18)
○ヴィクトリーナ姫路 3-0 A山形(1/19)
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女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路(15勝7敗)は1月18・19日、アウェイでアランマーレ山形(A山形=2勝22敗)と戦い連勝した。
18日の試合。
ヴィクトリーナ姫路は3セットとも一度もリードされることなく、ストレート勝ちした(25-19、25-14、25-14)。
チーム全体のアタック決定率は52.0%にのぼった。
19日の試合。
第1セットは25-11で簡単に取り、第2セットは終盤に18-21とリードされたが、井上愛里沙(日本代表)のスパイクで逆転し、25-23でセットを取った。
第3セットも終盤に17-21と4点差をつけられたが、リリーフサーバーで登場した佐々木千紘が威力あるサーブで相手を何度も崩し逆転。
最後は宮部藍梨(日本代表)のスパイクで25-23でセットを取り、ストレート勝ちした。
主力のチャッチュオン・モクシー(タイ代表)は4試合連続で欠場したが、井上が2試合で計48得点を奪い、チーム全得点の64%を一人で挙げた。
■次戦は強敵
ヴィクトリーナ姫路は下位の群馬とA山形を相手に4連勝しリーグ3位に浮上した。
オールスターゲームを挟み、次戦(2/1、2/2)は5位・埼玉上尾メディックスと鹿児島県薩摩川内市で対戦する。
埼玉上尾は日本代表の岩崎こよみ・黒後愛を擁し、昨シーズンは旧V1リーグで3位に入った。
■高校生3名と契約
ヴィクトリーナ姫路は1月16日、秋本美空(あきもと・みく 共栄学園高 185㎝)、河俣心海(かわまた・ここみ 下北沢成徳高 183cm)、矢田和香(やだ・わか 今治精華高 186cm)の高校生3名と選手契約を結んだと発表した。
秋本は“春高バレー2025”で共栄学園高のエースとして活躍し、母校を19年ぶりの優勝に導いた。
2023年には16歳で日本代表登録メンバーに選出された。
母はロンドン五輪バレーボール銅メダリストの大友愛さん。
春高決勝で秋本と戦った河俣は、どんなポジションもこなすオールラウンダーで、2024年に全日本高校選抜に選出された。
矢田は最高到達点305㎝を生かした強烈なスパイクを持ち、2024年に全日本高校選抜に選出された。
3人とも180㎝台の長身で今後が楽しみな逸材揃い。
背番号は秋本が「1」、河俣が「20」、矢田は「21」と決まった。
(浮田信明)