阪神淡路大震災から30年 兵庫県内各地で午前5時46分に追悼の祈り

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6434人が亡くなった阪神淡路大震災の発生から、17日で30年となりました。

兵庫県内各地では、地震発生時刻の午前5時46分に合わせて追悼行事が営まれました。

神戸市中央区の東遊園地では、「1.17のつどい」が営まれました。

竹や紙の灯籠およそ6500本を、「よりそう 1.17」の文字に並べ、火がともされました。

そして、地震発生時刻の午前5時46分に、訪れたおよそ1万1000人が黙とうを捧げました。

神戸市の追悼の集いに遺族代表として参加した長谷川元気さんは、震災当時、家族と住んでいた神戸市東灘区のアパートが全壊し、母親の規子さんと当時1歳だった弟の翔人くんがたんすの下敷きになり、亡くなりました。

淡路市の北淡震災記念公園では、市民でつくるフェニックス合唱団が、鎮魂と復興への思いを込めて、遺族とともに合唱。

淡路島で犠牲となった63人と同じ数の竹灯籠に火をともし、亡き人を悼みました。

神戸市中央区の高台にあるビーナスブリッジでは、トランペット奏者の松平晃さん(82)が、神戸の街に向け鎮魂の願いを込めて、童謡の「どこかで春が」を演奏しました。

17日は県内各地で追悼や防災のさまざまな催しが営まれます。

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