人工知能(AI)をはじめとする先端技術を活用し、防災・減災分野の課題解決について考えるシンポジウムが神戸市で開かれました。
このシンポジウムは「もし今、阪神・淡路クラスの地震が起きたら、人工知能(AI)で何ができるのか?」をテーマに開かれたもので、産官学の有識者が、それぞれの取り組みを発表しました。
このうち、遠隔地医療支援を行う会社は災害時、ITインフラを活用し、被災地では対応しきれない初期医療の相談窓口を、遠隔地からサポートする取り組みを紹介。
また医療分野の画像解析技術を活用することで、人海戦術で行われている家屋の被害認定調査を迅速化する取り組みも発表されました。
発表後に行われたパネルディスカッションでは、AIを活用する重要性の他、人間が災害現場で経験を積むことの大切さなども議論されていました。