神戸市の中学校では、防災と減災をテーマにしたオリジナル演劇の上演会が行われました。
神戸市北区にある桜の宮中学校では、阪神淡路大震災の教訓や災害への備えについて伝えようと、2年生の生徒30人が防災学習の一環としてオリジナル演劇に取り組んでいます。
今回、生徒が挑戦したのは、観客も物語の一部として作品に参加する没入感が魅力の「イマ―シブシアター」です。
いつ起こるか分からない災害を「自分ごと」として考えてもらいたいと、プロの演出家の指導のもと、生徒たちが4カ月にわたり特訓しました。
生徒たちが考えたこの演劇は、防災について学ぶツアー中に地震が発生し、参加者たちが防災クイズに答えながら避難所を目指す内容になっていて、地域の小学生や大学生も参加しました。
演劇に参加した人たちは緊迫した雰囲気の中、真剣な表情で防災について学んでいました。