阪神淡路大震災の経験や教訓を継承しようと、神戸市は新人職員を対象に、災害時の備えについて学ぶ研修を開いています。
神戸市の震災継承研修は、阪神淡路大震災で被災した自治体として経験や教訓を継承しようと、入庁1年目の職員を対象に毎年実施しているものです。
研修では、震災当時入庁2年目で垂水区役所に勤務していた田中亜矢子さんが、り災証明の発行や電話対応の業務に取り組んだ体験を語りました。
神戸市では地震が起きた1995年以降に入庁した職員が全体の72・3%を占めるということで、震災の教訓を若手職員に伝えることが大きな課題となっています。
この他、グループワークで災害対応シミュレーションを行い、震災を疑似体験していました。
この研修は3日間に分けて行われ、新人職員およそ250人が参加する予定です。