兵庫県の斎藤知事は、元西播磨県民局長の公用パソコンにあった、私的な情報が外部に流失した疑惑を調べるための第三者委員会を、8日付けで設置したと発表しました。
斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書を作成した元西播磨県民局長への対応で、県は去年3月、元局長の公用パソコンを押収していました。
その後、文書の事実関係を調べる県議会の百条委員会の聞き取り調査に対し、複数の県議が公用パソコンにあった私的な情報を元総務部長から見せられたなどと回答した他、知事選の期間中に元局長に関する情報がインターネット上で流布されました。
斎藤知事は情報流出の原因を調べるとともに、流布された情報が県が保有する情報と同じかどうかを確認するため、第三者委員会を8日付けで設置したと発表しました。
第三者委員会は県の法務文書課が所管し、兵庫県弁護士会から推薦された弁護士で構成されるということです。