兵庫県知事選で稲村氏支持表明した22市長を県民が刑事告発

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • 告発代理人・徳永信一弁護士

2024年の兵庫県知事選挙で、県内22の市長が前の尼崎市長・稲村和美さんの支持を表明したのは、公職選挙法に違反するとして、元川西市議の女性が刑事告発しました。

刑事告発をしたのは、元川西市議でNHK党員の中曽千鶴子さんで、代理人弁護士によりますと、7日に告発状を神戸地検と兵庫県警に送付したということです。

2024年11月の兵庫県知事選挙では、選挙期間中に、兵庫県市長会の有志でつくる22の市長が会見を開き、斎藤知事の対立候補だった前の尼崎市長・稲村和美さんを支持すると表明していました。

告発状によりますと、市長らは自らの肩書を利用し、特定の候補者を支持したとして、公職選挙法で禁止されている公務員の地位利用による選挙運動にあたる可能性があるということです。

告発代理人・徳永信一弁護士「市長による選挙活動としては一線を超えてしまった。これはやりすぎなんだ これは駄目なんだということをきちんとした事例を残しておきたいという気持ちから告発させていただいた」

刑事告発を受け、県市長会の代表を務める兵庫県丹波篠山市の酒井市長は、「なぜあの表明をしたのか理解してもらっていない。県の混乱は市民生活の混乱に直結する。だから新しい人に新しい県政を期待した」とコメントしています。

一方、市長会有志の代表を務めた小野市の蓬莱市長は、「今のところ申し上げることはない」とコメントしています。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。