兵庫県内のインフルエンザの患者数が急増していることを受け、斎藤知事は26日、年末年始にかけて感染予防を徹底するよう呼び掛けました。
県によりますと県内のインフルエンザの発生状況は12月に入って急増していて、12月22日までの1週間に県内およそ200の医療機関から報告された患者数は9237人で、1医療機関あたり46・65人となりました。
これは前の週のおよそ2.4倍で警報レベルの30人を大きく超えています。
警報レベルを超えるのは、2024年初めてだということです。
患者は10歳未満がおよそ45パーセント、10代がおよそ29パーセントとなっていて、若い世代を中心に学校などで感染が広がっているとみられています。
これを受け斎藤知事は26日の会見で、手洗いや消毒、それにマスクの着用や適度な換気を行い、感染予防を徹底してほしいと呼び掛けています。
この他、斎藤知事は会見で、文書問題を巡りネット上で流布されている元県民局長のプライベートな情報について調査するため、第三者委員会の設置を年明けの早い時期に行いたいとの考えを示しました。