阪神淡路大震災から30年となる来年1月17日を中心に、兵庫県内で市民が開く追悼行事が、ことしより14件増えて58件になる見通しであることが、市民団体の調査で分かりました。
調査は1998年から阪神淡路大震災の追悼行事の実施や参加を呼び掛けてきた、「市民による追悼行事を考える会」が行いました。
ことし10月から11月にかけて、県内のおよそ4200団体にアンケートを送付し、1526団体から回答を得ました。
その結果、来年1月17日を中心に県内で市民が開く追悼行事は、ことしより14件多い58件になる予定で、震災30年に関連して内容が拡充されるものが20件あるということです。
2015年に110件あった追悼行事はこの10年間で半減していて、追悼行事を考える会は「市民団体の高齢化や財源確保が困難になっていることが影響している」と話しました。
黙とうなどを含む追悼関連行事を全て合わせると去年より14件多い1711件で、この内、学校や幼稚園など1250カ所では避難訓練などが行われます。