神戸市内の高校で、地域の課題解決の方法を自治体に提案する研究発表会が開かれ、生徒たちが企業と連携し、考え出したプランを発表しました。
神戸市中央区にある神戸龍谷高校では、生徒たちに地域の課題について考えてもらおうと、神戸市が抱える環境保全や介護、防災など7つのテーマに対する課題解決の提案に取り組んできました。
12日は1年生およそ110人が21グループに分かれ、神戸市の職員の前でそれぞれのアイデアを発表。
市内の企業からアドバイスを受けながら、およそ3カ月かけて準備を進めてきたデータや資料を見せながら提案を行いました。
このうち防災をテーマにしたグループは、「ドローンを活用した非常食の輸送」を提案。
神戸市内は坂道が多く道路寸断などの被害が予想されることから、一度に最大10キロの輸送能力を持つドローンの活用を訴えました。
その他、ゲーム形式の捕獲イベントを開催し、アカミミガメなどの外来種を減らす案や、ヤングケアラーの認知度を高めるため、電車の床面に広告を掲載する案など、従来の発想にとらわれないユニークなアイデアを発表しました。
神戸市では今後、生徒たちのアイデアを施策にいかしていきたいとしています。