■初戦は高校と対戦
女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路は、12月12日からAsueアリーナ大阪で行われる「天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」ファイナルラウンドに参戦する。
皇后杯ファイナルラウンドには、高校・大学からトップのSVリーグまで、女子24チームが参加し、トーナメントで“日本一”を争う。
ヴィクトリーナ姫路は近畿ブロック代表として出場し、1回戦(12日)で北海道ブロック代表の札幌山の手高校と対戦。
勝てば2回戦(13日)でSVリーグのクインシーズ刈谷(旧名:トヨタ車体)と対戦する。
大会を前に、キャプテンの柴田真果(しばた・みか=セッター 元日本代表)に聞いた。
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Q.今シーズン、SVリーグでは11勝5敗で5位–
「自分たちの力が徐々に形になってきていると思います。
自分たちのシンプルなバレーが良い形でできていれば、ここまで対戦したチームには対等に戦える力は付いてきている。
自分たちの精度が良くない時には、負けてしまっている」
Q.直近の岡山シーガルズ戦は、7日の第1戦で敗れ、8日の第2戦は勝利–
「(敗戦後)みんな映像を見直して、次にどうするか考えてきて、8日の朝にミーティングをした。チームの修正力はあると思う」
Q.ミーティングは大切–
「今シーズンは選手の中で会話を増やそうと(思っている)。
私自身、みんなと話して、こういうことを考えているんだ、こういう意見もあるんだと感じた。セッターの目線、アタッカーの目線、いろんな目線で会話ができている」
Q.皇后杯はトーナメント–
「リーグ戦とはまた違う。負けたら終わりなので、1試合1試合、目の前の相手に勝っていくというメンタルですね。チームとしても声かけを増やしていきたい」
■模範となるプレー
Q.1回戦の相手は高校生–
「やっぱり、やりにくい(笑)。相手は思いっきり来ると思うが、自分たちは、(高校生に)“こういう選手になりたい”と思ってもらえるプレーをしないといけないと感じている」
Q.昨年はV2で参加し、準々決勝で強豪・JT(現:大阪マーヴェラス)に惜敗した(24-26、28-26、19-25、27-29)–
「あれだけ戦えるという自信と、 戦えたが勝ち切れないという課題が見つかった。今回はSVリーグ戦で試合をしながら、粘り勝ちする力も付いていると思う」
Q.最後に意気込みを–
「目の前の相手に対して、100パーセントで1戦1戦、挑んでいきたいと思います」
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大会は15日の準決勝まで毎日試合が行われる。決勝は21日。
■リーグ戦再開は28日
皇后杯の間、SVリーグは2週間中断する。
11勝5敗のヴィクトリーナ姫路は、ここまで8カードを消化し連敗はない。
リーグ戦が再開する年末28・29両日は、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)で10位・クインシーズ刈谷と対戦する。
(浮田信明)