この1年間に使用した針に感謝し、裁縫の上達を祈る「針供養」が12月8日、兵庫県姫路市の神社で行われました。
世界文化遺産の姫路城内にある姫路神社で行われた「針供養」には、「日本和裁士会兵庫県姫路地区」の会員らが着物姿などで参加しました。
「針供養」は、この1年間、硬く厚い生地に通し続けた針を軟らかいコンニャクに刺していたわり、感謝する伝統行事で、姫路神社では毎年「事納め」の日にあたる12月8日に行われています。
12月8日は、参列者が曲がったり、折れたりした針を重さ約4・5キロの特製コンニャクに刺して、手を合わせていました。
このあと、コンニャクは境内にある針塚に奉納され、参列者たちは裁縫技術の上達を祈っていました。