3年前、加東市にある「東条湖おもちゃ王国」の立体迷路の床が抜け、客6人が重軽傷を負った事故で、施設の適切な管理を怠ったことで事故を引き起こしたとして、当時の支配人ら3人が書類送検されました。
業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、加東市の遊園地「東条湖おもちゃ王国」の元支配人ら、園の関係者3人です。
東条湖おもちゃ王国では、2021年10月、木造5階建ての立体迷路の床が抜け、利用客7人がおよそ2.4メートル下の階に落下し、6人が重軽傷を負いました。
警察によりますと、床を支える梁が雨などで腐食していたことが事故の原因とみられ、3人は適切な管理を怠ったことで事故を引き起こした疑いが持たれています。
これまでの調べに対し3人は、点検に不備があったことを認めているということです。
事故を巡っては、消費者庁の調査委員会が11月にまとめた報告書で、この立体迷路が建築基準法上の構造物とみなされていなかったことから、屋外の大型木造遊具に対する安全基準の法整備が必要だと指摘しています。