郷土料理を伝える 養父市で小学生がコイ料理体験

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かつてコイの養殖が盛んだった養父市で、小学生が地域伝統のコイ料理作りを体験しました。

コイ料理作りの体験は養父市立養父小学校で家庭科学習の特別授業として行われ、5年生の児童10人が挑戦しました。

小学校のある養父市場地区は、江戸時代、参勤交代の大名が泊まる宿場町として栄えた頃、コイ料理が郷土料理として振る舞われていましたが、近年は後継者不足などで養殖業者が廃業し、コイ料理を提供する店はありません。

体験授業は郷土料理の素晴らしさを子どもたちに伝えるもので、地域の人たちが指導しました。

児童たちは「鯉こく」と呼ばれる味噌汁や甘露煮、フライに加え、うろこのから揚げなどを作っていき、料理が完成すると、おいしそうにコイを味わっていました。

この地域では、地元出身の大学生たちによる「コイ料理」復活プロジェクトも始まっています。

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