南あわじ市では、特産品の「瓦」に来年の干支「巳」にちなんで、ヘビをデザインした干支瓦の出荷が最盛期を迎えています。
400年の歴史を持つ特産品「淡路瓦」に描かれたのは、富の象徴とされる、小槌をぐるりと巻き込む来年の干支「ヘビ」です。
淡路島では毎年この時期になると、新春の福を呼び込む縁起物として、干支をデザインした瓦の置物「干支瓦」を各地で製造しています。
このうち南あわじ市の「ミハラ」では限定で500個を製造していて、「いぶし銀」と評される淡路瓦特有の美しさを出すため窯の温度を1000度に保ち、24時間かけてじっくりと焼き上げる作業を行っています。
【ミハラ瓦師嶋本宏信さん】
「来年は巳(ヘビ)年です。ヘビは脱皮して成長すると言われていますから、私たちも今まで培ってきた技術と努力が来年も続くように思いを込めて作りました。
このいぶし銀の美しさをたくさんの人に知っていただければうれしいです」
干支瓦はホームページや電話などで購入を受け付けているということです。