斎藤元彦知事の再選を受け、兵庫県内自治体の首長らが集まる懇話会が26日開かれました。
知事の就任を受けて臨時で開かれた懇話会には、再選を果たした斎藤元彦知事や県内の市や町の首長らが出席し、今後の連携のあり方などについて意見を交わしました。
会の冒頭、斎藤知事があいさつし「混乱を招いたことは申し訳ない」とした上で「市や町と県がしっかり連携していくのが大事だ」と連携の強化を呼び掛けました。
【兵庫県 斎藤元彦知事】
「現場で市民や町民の皆さんを日々様々な形で行政サービスを提供している県内の市や町と県がしっかりと連携していくということが大事 ぜひきょうを機会に再びみんなで一緒に県政を市や町の発展をみんなでやっていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」
11月17日に投開票が行われた県知事選を巡っては、県内22の市長でつくる有志が選挙戦終盤に斎藤知事の対立候補だった前尼崎市長の稲村和美さんを支持することを表明。
会には、稲村さんへの支持を表明していた市長たちも出席していてこのうち市長会の会長を務める丹波篠山市の酒井市長は、「県政の混乱と停滞は大変心配している」と話し、一連の問題に丁寧に対応していくことを求めました。
【丹波篠山市 酒井隆明市長】
「知事は斎藤さんがふさわしいという民意は大変尊重をしなければいけないと思っています ただし百条委員会や第三者委員会の審議も続いていますし、まだ混乱や停滞が続くのではないかと心配もしています 私たち県内の市町の多くは県との連携なくしては課題が解決できない様々な問題を持っています 混乱が続くと大変困ってしまうのです ぜひとも県政が前に進みますように最善の努力をよろしくお願いします」
【兵庫県 斎藤元彦知事】
「しっかり県政を安定して運営していくことが大事 これから文書問題に関しても百条委員会や第三者機関への審議も続きますのでそこには丁寧に対応していく」
この他、各市町の首長らから農村地域の人口流出や教育機関の存続などさまざまな課題が共有されました。
次回の懇話会は2025年1月下旬に開催される予定です。