文書問題巡る百条委の録画公開 県幹部が知事発言を証言「風向き変えたい」

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兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑いで告発された文書問題を巡り、兵庫県議会の百条委員会が、10月行った県の幹部らへの尋問の録画を県議会のホームページで公開しました。

公開されたのは、10月24日と25日に出頭した11人のうち、6人分の尋問の録画で、これまで11月17日の兵庫県知事選挙に影響が出ないよう、非公開としていました。

このうち、井ノ本知明元総務部長は、告発文書を作成した元県民局長が県の窓口にも公益通報したため、懲戒処分を待つよう斎藤知事に進言しましたが「知事から『風向きを変えたい』と意見があった」と証言しています。

8月の百条委員会でも別の県の職員から同じような証言が出ましたが、斎藤知事は9月の尋問で「記憶にない」などと答えていました。

10月の百条委員会では告発文書を公益通報として扱わなかった県の対応や、2023年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレードの経費を巡る不正の疑惑などについても尋問が行われました。

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