2006年、兵庫県たつの市で当時小学生の女の子を刃物で刺し、大けがをさせたとして殺人未遂の疑いで逮捕された男が事件の直前、現場近くで別の女の子に抱きついたことを認める供述をしていたことが分かりました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは2004年に岡山県津山市で女子小学生を刺殺したとして無期懲役の判決を受け服役していた男(45)です。
警察によりますと、男は2006年9月、兵庫県たつの市新宮町の路上で学習塾帰りの小学4年生の女児の胸などを複数回刺し殺害しようとした疑いが持たれています。
調べに対し、男は「女の子を刺したことに間違いありません」と行為については認めた一方殺意については否認しています。
また、男が「事件の直前に塾帰りの別の女の子に抱きついた」という趣旨の供述をしていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
兵庫県警の任意の取り調べの中で2007年に加古川市別府町で小学生の女児が殺害された事件についても関与を認めたということです。
男の身柄は11月8日に神戸地方検察庁に送られ、警察は動機や事件に至る経緯について詳しく調べています。