江戸時代に型物の名工として活躍した欽古堂亀祐の作品を集めた特別展が、丹波篠山市の美術館で開かれています。
丹波篠山市立歴史美術館で開かれている特別展欽古堂亀祐・型物の名工。
京都伏見の人形師の家に生まれた欽古堂亀祐は、京焼で最初に磁器焼成に成功したとされる奥田穎川に師事し、陶芸の道に進みます。
人形師の技術を生かした型物成形による作品作りを得意とし、三田の三輪明神窯や篠山の王子山焼を指導しました。
今回の特別展では、欽古堂亀祐の銘が記された型や作品の他、亀祐の指導により制作された作品およそ140点が展示されています。
この特別展は12月8日まで開催されています。