二酸化炭素を出さない水素を燃料としたゴミ収集車の導入に向け、神戸市で実証実験が始まりました。
11月5日から神戸市兵庫区を走っている水素を燃料としたごみ収集車。
1回の充填で75キロ走行することができ、ガソリンで走る収集車よりも騒音が小さいことが特長です。
神戸市は温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、「水素スマートシティ神戸構想」を掲げていて、関西では初めて実証実験が行われました。
実証実験は11月5日から29日まで水素ステーションがある兵庫区と中央区で行われる予定で、走行ルートや水素燃料を充填するタイミングなど運用オペレーションを検証していくとしています。
【神戸市環境局 脱炭素推進課 青位宙課長】
「ごみの収集車でのFC=燃料電池の導入ということで市民生活と身近な分野で水素の活用が進んでいることをPRしたい」
神戸市では2023年4月から既に水素で走る市バスが運行していて、神戸市は実用化に向けて今後も取り組んでいくとしています。