兵庫県豊岡市の出石町では恒例の「出石お城まつり」が開かれ、5年ぶりに歌舞伎俳優の片岡愛之助さんらによるお練りも行われました。
出石お城まつりは、江戸時代5万8000石の城下町として栄えた歴史を後世に伝えようと、毎年この時期に開催されています。
中でも注目なのは、出石城跡から辰鼓楼まで練り歩く「大名行列」で、1863年に出石藩主仙石久利公の夫人が江戸の赤坂奴をお供に従えお国入りした際の様子を再現。
この他、長さ5メートル重さおよそ10キロの槍を立てたまま投げ渡す「槍振り」なども披露され、沿道の見物客からは大きな拍手が送られていました。
また、4日からの「永楽館歌舞伎」に出演する片岡愛之助さんらが人力車に乗ってまちを練り歩く「お練り」も5年ぶりに行われ、多くの歌舞伎ファンが沿道を埋め尽くしました。
「永楽館歌舞伎」は4日から11月11日までで出石のまちが多くの歌舞伎ファンでにぎわいます。